ASETEK ハンコン FORTEドリフトレビュー
前回に続いてASETEK FORTEをレビューします。
今回は実際に使ってみた感想です。
ドリフトレビュー
まずは私の大好きなドリフトから。
走ってまず感じたことは、トルクの立ち上がりが爆速であるという点です。これはGAYAさんも動画内でおっしゃっていましたが、市販車とはかけ離れたフィーリングです。
しかしうまく活かせば、競技車両など素早い振り返しにも対応でき、逆に武器になるかもしれません。ある意味チートです。
セッティングしてみた
ドリフト用のFFBセットを自分なりに出してみました。因みに競技車両は乗ったことないので市販車向けセッティングです。
設定を変えたところ、かなり穏やかなFFBとなりました。Damping、Friction、Inertiaを強めにしてありますがこれはFFBを穏やかにするために試行錯誤した結果このようになりました。逆にTorque Behavior Predictionは0としました。理由は数値を上げると、カクカクとした動きになり実車のようなフィーリングでは無くなるためです。
競技車両用にセットを出す場合は、市販車セットでいじった項目を弱めてあげて、セルフステアが素早く当たるようなセットにしてあげれば、速い振りかえしでもカウンターが遅れることはないと思います。
ここがある意味チートですね。
設定項目について(advance)
Steering Range
舵角調整。車によって変えてください。
Bumpstop Hardness
バンプストップの硬さ。最大までハンドルを切った時に当たる壁の硬さです。
softにすると終点の位置が柔らかくなり曖昧になります。
Bumpstop Range
マイナス側にすると最大舵角の手前にバンプストップが位置し、プラス側にするとバンプストップの奥にバンプストップを移動できます。
High Frequency Limit
FFB周波数の制限。低くすると滑らかになりますが、ディテールも落ちます。
Damping
値を高くすると出力が滑らかになります。
Friction
摩擦の表現の強さ。
Inertia
ホイールの回転数に対する慣性による抵抗です。高くするとカウンターステアが鈍くなる印象。
Cornering Force Assist
コーナリング時のFFBの感触を高めるそうですが、私にはよく分かりませんでした。
Overall Force
全体的なフォースフィードバックの強さ
Torque Behavior Prediction
低くするとステアリングの応答性が上がりますが、ギザギザと感じる場合があります。高くするとスムーズになります。
Torque Acceleration Limit
トルクの加速度を変えられます。
Anti-Oscillation
振動防止設定。高くすると振動が減ります。
初期設定はこちらのBasicモードです。こちらは初心者様でも簡単にセットアップが出来るように項目が少なく、分かりやすくなっております。
右上のボタンでAdvanceモードに切替も可能です。こちらは中級者以上向けでちょっぴり設定が難しいですが項目が多いので、より自分好みのセットを出す事が可能です。