ASETEK ハンコン FORTEグリップレビュー
今回はグリップ走行レビューです。アセットコルサとiRacingで走行しました。ASETEK推奨設定でGT3マシンを使用しました。
第一印象
第一印象はドリフトの時と同様、トルクの立ち上がりが凄まじいなと感じました。セルフの当たりが速すぎてスピンしないほどです笑 あまりにも速いので設定でマイルドにしました。
このハンコンの凄いところは、設定次第で別物とも思えるほど特性が変わる事です。ゴリゴリのFFBと瞬発力を兼ね備えたASETEK FORTEですが、設定を変えれば市販車に違いFFBも出す事が出来ます。
あともう一つ驚いたのが”情報量”の多さです。アセットコルサを走った時『アセコルってこんなにFFBあったっけ?』と感じるほど沢山のフィードバックが来ます。
シムでは沢山のフィードバックが来る方が好みなのでこれは本当に走っていて楽しい♪ストレートを走っていてもゴツゴツとFFBが伝わって来ます。
市販車ドリフトの時はここまでのフィードバックは必要ないので抑えて、グリップの時はゴリゴリのFFBが欲しいので激しくするなど自由自在です。
18Nmとエンジョイ勢には十分なパワー感で物足りなさは一切ありません。緊急停止ボタンが必須な理由も理解できます。
ちょっぴり不満なところ
素早いトルクの立ち上がりでゴリゴリのFFBを演出しとても楽しく走れるFORTE。しかし、それが仇となり市販車セットを出したくても満足いくほどのマイルドな仕上がりには出来ないのです。
もっと滑らかで落ち着いた感じにしたくても、限界があります。
私の中で一番気になるところ
それは、グリップ走行中ハンドルを切り込んだ時に出る”バネ感”です。これが何をどうしても直りません。SIMAGIC ALPHAも似たようなフィーリングが出るのですが、90度くらい切り込んだ時にバネのような反発をするハンコンになってしまうのです。
さらに、バネ感が出ると切り込んでいる間はコースの凹凸やタイヤのグリップ感などの情報が無くなり、コースがフラットになったようなFFBになってしまうのです。
ストレートや少しハンドルを切るところまでは激しいフィードバックが伝わってくるのですが、そこから切り足した瞬間なにもなくなってしまうのです。
simucubeも同じようながフィーリングだそうです。simucubeと似ていると言われるASETEKだからなのでしょうか。
リアルだ!とかリアルじゃない!では無く、個人的には走行中には常に細かなフィードバックが欲しいのです。なぜなら、シムにはGが無く画面の動きとハンドルからのFFBからしか情報を得られないからです。
あとはたくさん情報がある方が走っていて楽しいのです。
まとめ
実際に使用してみて学んだことは、市販車よりもレースカー向きのハンコンであるという事です。
反応が速すぎるFFBはやはりレーシングカー向けです。でも、市販車寄りセットを出せればある程度マイルドに出来ます。市販車メインの人はSIMAGICがいちばんです。